新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2020年度シンポジウムはSUPER DOMMUNEとの共同主催によるライブ配信を通じてご視聴いただくことになりました。詳しくはこちらをご覧ください。(4月29日追記)
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美術評論家連盟ではシンポジウム「文化/地殻/変動 訪れつつある世界とそのあとに来る芸術」 を開催します。
※Peatixによる事前申込みは定員に達しました。なおキャンセルが出た場合は自動的に受付が再開されます。最新状況はこちらよりご確認いただけます。
※新型コロナウィルスの感染拡大の影響により内容に変更が生じた場合(中止を含む)は、美術評論家連盟の公式WEBサイトおよび予約用Peatixにてお知らせいたします。
美術評論家連盟2020年度シンポジウム
文化/地殻/変動 訪れつつある世界とそのあとに来る芸術
1. 趣旨
現在は、文化の地殻変動の時代にあるのではないでしょうか。AIや生命科学に代表される最先端技術は、人間 /非人間や生命/非生命の境界を私たちに問いかけています。社会では「ダイバーシティ」への移行とともに、 ポピュリズムやナショナリズムの反動が顕著です。インターネットは人々の発信を促進する反面、アルゴリズムに よる管理が進行しています。国内では、政治、経済そして文化の面でも分断が露呈しています。デジタル化が近代 的なシステムを根底から揺るがしているのです。 芸術は、社会の危機( Crisis)をいち早く批評的に( Critically) 提示する可能性を内包しています。内部でありながら、同時に外のまなざしで社会に関わることができるのです。 しかし芸術も、 人間とモノや自然との関係がことごとく問い直される「地殻変動」の只中では 、自らをより動的に 変容させる必要があるでしょう。 本シンポジウムは、訪れつつある世界とそのあとにくる芸術の可能性について、 ジェンダーや生命科学など領域を超えたパネリストとともにオープンな対話の場を開きます。
2. 主催 美術評論家連盟 https://www.aicajapan.com
3. 特別協力 EDGEof https://edgeof.co
4. 日時 2020年5月16日(土)14:00~17:30(開場13:30)
5. 会場 CROSSING(渋谷“EDGEof”2F)東京都渋谷区神南1-11-3 渋谷駅ハチ公口から徒歩5分
6. 定員 120名
7. 入場無料・Peatixによる申込み制(「美術評論家連盟2020年度シンポジウム」)
8. タイムテーブル
14:00-15:50 イントロダクション、プレゼンテーション
16:00-17:00 パネルディスカッション
17:00-17:30 オープンディスカッション
18:00- リンキングパーティ*
*パネリストや美術評論家連盟会員を含む立食形式のリンキングパーティ を開催します。どなたでも参加可能です(参加費2,000円、当日支払・現金のみ)。
9. パネリスト
ドミニク・チェン Dominique Chen
博士(学際情報学)、早稲田大学准教授。クリエイ ティブ・コモンズ・ジャパン理事、株式会社ディヴィ デュアル共同創業者。IPA未踏IT人材育成プログラ ム・スーパークリエイター認定。あいちトリエンナーレ 2019に2,000人以上からの遺言の執筆プロセスを 集めた《 Last Words / TypeTrace》を出品。近著に 『未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐためにー』(新潮社 2020年)。 訳書に『ウェルビーイングの設計論 人がよりよく生きるための情報技術』 (BNN新社 2017年、渡邊淳司との共同監訳)等。
長谷川愛 HASEGAWA Ai
アーティスト、デザイナー。生物学的課題や科学 技術の進歩をモチーフに現代に潜む諸問題を掘り 出す作品を発表。IAMAS卒業後渡英。2012年 英国RCAでMA修士、2016年MIT Media Labで MS修士取得。2017年より東京大学で特任研究員。 《(不)可能な子供/(im)possible baby》が第 19回 文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞。森美術館、アルスエレクトロニカ 等国内外で多数展示。著書『20XX年の革命家になるには─スペキュラ ティヴ・デザインの授業 』( BNN新社 2020年)。
岡﨑乾二郎 OKAZAKI Kenjiro
造形作家。1955年東京生まれ。主著に『ルネサンス 経験の条件』(文春学藝ライブラリー、文藝春秋 2014年)、『抽象の力 近代芸術の解析』(亜紀書房 2018年、第 69回芸術選奨文部科学大臣賞受賞)、 展覧会企画・監修に「抽象の力―現実( concrete) 展開する、抽象芸術の系譜」(豊田市美術館、2017 年)、「坂田一男 捲土重来」(東京ステーションギャラリー、岡山県立美術館、 2019-20年)、最新の個展として「岡﨑乾二郎 視覚のカイソウ」(豊田市 美術館、2019-20年)がある。美術評論家連盟会員。
木村絵理子 KIMURA Eriko
横浜美術館主任学芸員、ヨコハマトリエンナーレ 2020企画統括。現代美術の展覧会を中心に企画。近年の主な展覧会に、“Hanran: 20th-Century Japanese Photography”(ナショナル・ギャラリー・ オブ・カナダ、2019-20年)、「昭和の肖像 写真で辿る 『昭和』の人と歴史」(アーツ前橋、2018年)他。横浜美術館の企画に「BODY/PLAY/POLITICS」(2016年)、「奈良美智展」(2012 年)、「高嶺格展」(2011年)、「束芋:断面の世代」(2009-10年)、「金氏徹平展」(2009年)、「GOTH–ゴス–」(2007-08年)など。美術評論家連盟会員。
住友文彦 SUMITOMO Fumihiko
アーツ前橋館長。東京藝術大学大学院国際芸術創 造研究科准教授として、学芸員の育成もおこなう。 これまでNTT ICCや東京都現代美術館などに勤務 し、それぞれ「 Possible Futures:アート&テクノロ ジーの過去と未来」( 2005年)や「川俣正[通路]」 (2008年) などを企画。中国を巡回した 「美麗新世界」 (2007年)、メディアシティソウル2010(ソウル市美術館)、あいちトリエン ナーレ2013などの共同キュレーターをつとめる。毎日新聞とArtscapeで 連載を持つ。NPO法人AIT創立メンバー。美術評論家連盟会員。
10. モデレーター
四方幸子 SHIKATA Yukiko
キュレーティング、批評。オープン・ウォーター実行 委員会ディレクター、多摩美術大学および東京造形 大学客員教授、 IAMASおよび武蔵野美術大学 非常勤講師。アートと科学を横断する展覧会や プロジェクトを90年代以降キヤノン・アートラボ、 森美術館、NTT ICCキュレーター、またインディ ペンデントとして国内外で実現。近年の仕事に、札幌国際芸術祭(SIAF) 2014アソシエイト・キュレーター、KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭 キュレーター、AMITディレクター( 2014-18)など。美術評論家連盟会員。
11. 2020年度 シンポジウム実行委員会
四方幸子(実行委員長)木村絵理子、住友文彦、山本和弘(いずれも美術評論家連盟会員)
12.お問合せ aicajpn@gmail.com
美術評論家連盟 事務局(担当 山内舞子)