美術館学芸員。1994年より、時代のメンタリティーを読み解くことをテーマに歴史的なジュエリーを取り上げ、そのアプローチをコンテンポラリー・ジュエリーから、デザイン、現代美術までに展開させることを試みている。2014年の東京都庭園美術館リニューアルオープンでは、フランス両大戦間期の文化政策からアール・デコを考察した「幻想絶佳:アール・デコと古典主義」(2015)、「EXOTIC×MODERNアール・デコと異境への眼差し」(2018)などの展覧会を企画したほか、パフォーミング・アーツのプログラム「TTMイグニッション・ボックス」(2014-2017)を始動させた。2019年に西洋美術振興財団賞、美術館連絡協議会優秀論文賞受賞。特定非営利活動法人オープン・ミュージアム・プロジェクト代表理事。
- 関 昭郎 SEKI Akio