実践博物館学・美術評論。元豊田市美術館副館長。1947年、岐阜県生まれ。1971年、京都市立芸術大学彫刻科卒業。高等学校美術教師、岐阜県美術館学芸員を経て、1992年より2008年まで豊田市美術館学芸員を務める。
 主な企画展覧会は、「李禹煥展―感性と論理の軌跡」(1988年 岐阜県美術館)。「20世紀イタリア具象彫刻展―創造のダイナミズム」(1988年 岐阜県美術館)。現代美術〈日本の心〉展(1991年 岐阜県美術館)。「トニー・クラッグ展」(1997年 豊田市美術館)。「黒田辰秋展」(2000年 豊田市美術館)。「宥密法」(2003年 豊田市美術館)。「イン・ベッド」[生命の美術](2004年 豊田市美術館)。「宇宙御絵図」(2007年 豊田市美術館)。横浜トリエンナーレ2014―華氏451の芸術:世界の中心には忘却の海がある 第11話 忘却の海に漂う(2014年 松澤宥:展示監修 横浜美術館 新港ピア)。海外では、「ASIANA もの派展」(1995年 ヴェニス・ビエンナーレ)。「黒田辰秋展」(2011−12年 ドイツ、ミュンスター Lackkunst・漆美術館)。MILANO万博「もの派展」(2015年 Foundation Mudima)。
 主な著書は、「芸術/葛藤の現場」(2002年 岩城見一編 晃洋書房)。「ミューゼオロジー実践編/ミュージアムの世界へ」(2003年 岡部あおみ監修 武蔵野美術大学出版局)。「黒田辰秋の世界―目利きと匠の邂逅」執筆、監修(2014年 株式会社 世界文化社)。
 主な対談、インタビューは、川俣正 ダイアローグ(1999年 「川俣正 ワーク・イン・プログレス:プロジェクト イン トヨタシティ/プロポーザル」展覧会カタログ 豊田市美術館)。野村仁「太陽とのつきあい方・自然との向き合い方」(2001年 野村仁|移行/反照 展覧会カタログ 豊田市美術館)。若林奮インタビュー(2002年 若林奮展カタログ 豊田市美術館)。ジュゼッペ・ペノーネ 第26回 高松宮殿下記念世界文化賞/彫刻部門受賞記念特別対談「ジュゼッペ・ペノーネ、その造形志向を解く」(2014年 イタリア文化会館 東京)。